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入学式も無事に終わり、息子は小学校に通い始めた。

集団登校の初日、集合場所まで送ると言う私を、
「もう小学生だから。一人で行く」と息子が固辞した。
きみ、集合場所を知らないでしょうに。

総勢20名ほどの児童が列を作り、息子は、最前列の6年生、班長さんの後ろに並んだ。
私が小声で「よろしくね」と声をかけると、
班長さんからは返事ではなく、小さな会釈が返ってきた。

6年経つと、会釈を返せるようになるのか!と感動した。
使いこまれ色あせた通学帽と、真新しい帽子の差が明らかだった。

長いようで、きっとすぐに過ぎてしまう6年という時間。
息子は何を脱ぎ捨て、何を得るのだろう。
楽しみだね。