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飲み会に 呼んでもらえる 自分でありたい

夫に子守りを頼んで居酒屋に向かう途中、
坂道を上りながら一句ひねる。
楽しく呑んだくれて帰宅して風呂に浸かりながら もう一句。

飲み会に 行かせてもらえる 自分でありたい
実家の押入れを空けて、
嫁に行くときに置いて行った本を回収した。

茶箱からダンボールへ移行する作業を努めて機械的に行うも、
漫画や写真集、小説に学生時代の教科書などなど、
懐かしい表紙に囲まれて、テンションが上がること上がること。

ずっと読みたかった本、探していた手紙、大好きだった物語、
過去の自分が大切にしていたものが、たくさん詰まっていた。

30分くらいでまとめ終えて、家族のいる居間へ戻ると、
夫に頼んだ息子と娘が、祖父母と遊びながら待っていた。

すっかり独身の娘時代に戻った気分でいたので、
その風景を見たとき、人生という時の流れを把握するために
一瞬、脳みそが混乱をきたした。

「お母さん、どこへ行っていたの?」と息子に聞かれ、
「別のお部屋で お片づけしてしていた」と答えた。

でもホントはね、本を詰めていた四角い箱をくぐって、
ちょっとした時間旅行に出ていたんだよ。
ただいまー!