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30歳まで男性と交際経験のない女性が、9歳年下の大学生と恋に落ちる。
しかし娘に恋人を紹介されて事実を知った父親に、
「30にもなって何をやっているんだ」と憤られてしまう・・・。

「今日は会社休みます」というテレビドラマの話だが、
私も24歳で初めてできた彼が4歳下の大学生で、
母が相手に「真剣なのか」と迫ったことがあった。

他人事とは思えない展開と筋を追っていて、ふと気が付くと、
私は主人公ではなく親御さんの目線でドラマを見ていた。

近くて遠い未来、私は主人公達の向かい側に座る立場なのだ。
うるさいことは言いたくないけど、そこはでしゃばる老婆心に親心。
やっぱり心配しちゃうものかしらねぇ。
ここ1週間くらい、子供を叱り付けていなかった。

彼らを怒鳴ってしまうような場合は、
いらいらしていたり、ストレスが溜まっていたり、
たいていこちら側に問題がある。

そう思って、怒らずにやってみようとして、
しばらくは上手く行ったけれど、今日になって大きく崩れてしまった。
子供たちの我がままにいちいち苛立ち、都度 怒り、止まらなかった。

時間に追い立てられ、子供にまとわりつかれ、どうにもならず
「泣きたいなぁ。涙が出たらスッキリするだろうな」と思ったけれど、
涙腺も心もカチンコチンで目元は緩まなかった。

気持ちを修復できぬまま子供を寝かしつけ、NHKのドラマを見始めた。
女性同士の友情が一つのテーマで、今回は主人公が癌の手術に臨み、
そこに友達が立ち会う場面が描かれていた。

亡くなったTちゃんを思い出した。
私は、彼女が1型糖尿病で倒れたときも、脳腫瘍を患ったときも、
一緒にいられず、戦いが一段楽した後で連絡を受けた。

ドラマの友人とは違って、
私は何も力添えできなかったと思うと、
自分の意思とは関係なく涙がこぼれてきた。

涙は不思議だ。
どんな作用であふれ出てくるのだろう。
心にかかった たがは、何をきっかけに外れるのだろう。


明日は笑顔で。子供たちに謝ろう。