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今日から息子が通う幼稚園で一日保育が始まった。
娘が昼寝している間にパソコンを開けると喜んだが、
いざスイッチを入れても書くことが浮かばない。

最近は、そうですねえ、太りました。人生で最重量です。
以前から「お腹 出ているよ」と指摘を受けても笑って流していたけれど、
あるとき何気なく、久方ぶりに体重計に乗ってビックリ。

誤魔化しようのない数字を目の前に突きつけられ、
これはイカンと気持ちを入れ替えた。
食べる量を調整したりジョギングしたり、少しずつ励んでいる。

私は骨格がしっかりしていて、身長も大和撫子としては高い方だ。
以前はパッと見の印象「ちょっと細め」に属していたが、
この1年で「ちょっと太め」に移籍した。

真ん中に「ちょうど良い」があるとして、
「ちょい細」と「ちょい太」は目盛が左と右に少しずつズレるだけだ。
しかし間に横たわる幅は広く、差は歴然として なかなかに詰め難い。

現実から目を逸らして のん気にしていた頃は、
テレビで女優さんを見ても綺麗だなぁとしか思わなかったけれど、
今は皆さんの細さが目にしみる。

そこで落ち込むかと思いきや、ダイエットしたら私もああなれるかも、
変身できるかも知れないわと考え、気分が高揚する。
自分が意外と前向きな性格であることを知った。

ただし現実は厳しく、体重計の針はピクリとも動かない。
中年になると、ほんとに体重って落ちにくいのね。
先日、よく行く子供の遊び場で「おっ」と思う出来事があった。
その施設は入口付近に荷物を置ける木製ロッカーがあり、
子連れは荷物が多いので助かっている。

大きなママさんバッグやカラフルな水筒が窮屈そうに並ぶ中、
すっきりと空間の開けた一角があった。
折りたたまれた子供の帽子と、その下に文庫本が重なるだけ。

無造作に本が投げ込まれている様子が珍しく、
背表紙の文字を追ってみると「天皇と原発」と書かれていた。
昨今にあって、なかなか刺激的なタイトルと興味深かった。

一瞬、どんなお母さんが読んでいるのかと想像したが、
子供を追いかけるのに忙しく、すぐに気が散ってしまった。

誰が、どんな考えで その本を手に取り、
読んで何を思うかは推し量れない。

でも、深く考えない方が楽だったり、
言いたいことも言い辛いっぽい世の中にあって、
頼もしいなぁと感じた。