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自分の子供が戦争に巻き込まれたらと思うと、
寝ている彼らを抱きかかえて、
どこかへ走って逃げたい衝動にかられそうだ。

いまの私には、白髪が、腹の肉が、と細かいことはさておいて
自分について思い悩む事がない。数年前までは仕事や恋愛などが上手くいかず、
「どうしたら良いんだろう」と頭のどこかに灰色の雲がかかっていた。

結婚して子育てが始まってからは、楽しくも忙しい その日暮らしに集中し、
明日のことを心配する余裕は無く、それが気持ちを楽にしてくれる。
でも最近、昨今の政治のざわめきが、ちょっとした憂鬱の影を落とす。

子供の未来を案じているのに、「お母さんどうしたのー遊んでー」と
寄ってくる彼らを「考え事の邪魔するなー」とうるさがっては、
アベコベだなぁと反省した。

未来は今日一日を積み重ねた先にある。

心配事や不安を感じつつも、毎日たんたんと、日々を過ごす。
この気分は何かに似ていると思ったら、
3年前の原発事故後のそれに近いと気が付いた。

被災地の方たちは新たな火種だけで無く、まだ解決せぬ問題も隣り合わせで、
私の数十倍もの暗い雲と戦っている可能性がある。
とても申し訳ない気持ちになった。

自分が情けない。
鍛え直しの手始めに、今日から腹筋運動の数を増やしてやる。
少し前から、娘が「あじのーあじのー」と言う。

私は「開き?」「干物?」とツッコミを入れていたが、
歌うような節がつき、よくよく聴くと「アナと雪の女王」のサビだった。
ラジオで日に何度もかかるので覚えたらしい。

「ままのー」と続けるようにしたら、
そのうち「あじのーままのー」と言えるようになった。
面白い。そして可愛い。