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娘を連れて近所のスーパーに入った。

子供用の小さな買い物カゴを手に取り、
あっちにもこっちにも反応する娘に
「お菓子は一つだけ!」と言い聞かせならが歩く。

アンパンマンの3連ジュースを選んでレジに並び、
「ピッしてもらいな~」と促すと、
娘は小さな手を伸ばしてカゴを台に乗せた。

私は目を疑った。
いつの間にかプリンが入ってるぅぅ!

思わず口に出して叫ぶと、
レジ周辺が微笑ましい空気に包まれ、
買わずに済まされない雰囲気に追い込まれた。

戦利品を抱えて嬉しそうにベビーカーに揺られる娘は、
本日 2歳になった。
悪知恵もついたねぇ・・・。
小雨が降り、風が強くなってきた。
今日は大荒れの予報も出ている。

インフルエンザB型から快復し、息子は久しぶりに幼稚園に行った。
微熱のある娘は 外遊びに後ろ髪ひかれつつ家に入り、しばらくして眠った。
私はアマゾンから届いたCDと雑誌を手に、ふくふく笑いを浮かべる。

息子が帰るまでの短い時間を楽しむのだ。
しかし、その前に家事を済まさねばならぬ。

洗濯機から濡れた衣類を出していると、
最新のヒットチャートを紹介しているラジオから音楽が流れてきた。
まず~い、ドラえもんの映画主題歌だ!

テレビで知ったアニメの曲を街中やラジオで耳にすると、
娘はすっ飛んで行って「あ!あ!」とアピールする。
起きやしないかとヒヤヒヤしたが、娘の寝息は途切れなかった。

知っている曲が聞こえてくる。
子供の頃は、そんなんで大喜びできるんだ。
大人は、悪い意味でも贅沢になる。

夫のシャツを干しながら、ちょっと反省した。