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ある朝、上の子が寝坊をしているとき、
夫と下の子が遊んでいる姿を見て、
「なんだか部屋が広い」と感じた。

身長100センチに満たない子供が不在なだけで、
風景に余白があった。

下の子がいないときも同じように感じたので、
子供が二人いることに慣れたのかも知れない。


わが子供たちは、兄と妹でよく似ている。
下の子は生まれた時から「親のどちらに」ではなく、
「お兄ちゃんに そっくり」と言われる。

「一人一人を100%で可愛がれなくて惜しい」と
贅沢に思ったこともあったけれど、
今は二人だから 相乗効果を上げて なお可愛い。
町内のお掃除活動で、近所の奥さん方と草むしりをした。

同年代で固まり、かしましく話しつつ手を動かしていた。
重鎮の女性陣が通りかかると
さりげなく口を慎み、いそいそと草をちぎり始める若輩たち。

学校の部活みたいなノリだった。
話題は白髪や薄毛についてだったけれど。