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私の漫画ブームが再燃した。

漫画で育った私だけど、いつの頃からか漫画から離れた。
最近は、好きな作家さんの作品を惰性で買うだけにして、
たまに近所の奥さんから流行りの漫画を借りていた。

ところが、漫画家の製作現場に密着する、
NHK番組「漫勉」を観て、矢も盾もたまらず書店に走り、
漫画を買い込んで、という程の量でもないけれど、帰宅した。

先日の「漫勉」は、清水玲子さんだった。
ネット上でも「どえらいのキター」と騒いでいる人もいたし、
私もこども時代に憧れた作家の登場に、テレビ欄の文字だけでゾクゾクした。

私は、読み込んだ時代の作家さんなら、
髪の先の絵だけで誰の筆だか見分けられると思う。

あんなに素晴らしい絵を描く清水先生が、
紙を表に返し裏に返して下書きにてこずり、
ミクロ単位の修正を繰り返して理想に近づく様に、
涙が出そうだった。

自分がうっとりしたインクの線は、あんな風に生まれていたのだ。

むかし、小説家の宮部みゆきさんが、
「自分の作品は漫画化だけはしたくない」と言うほど、
表現手段として漫画に嫉妬している記事を読んだことを思い出す。

物語を語る絵のある漫画、
物語のためだけでなく、絵そのものも味わえる漫画...

漫画が盛んな所という点においては、ニッポンに生まれて良かった。
と、言いたい。

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