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先日、娘のバレエの発表会があった。
「くるみ割り人形」の一幕を、先生と、
一緒の教室に通う生徒さんたちで躍った。

私はイライラしたり、気にかかることがあったりすると、
爪を、カリカリ削る癖がある。
脳みそで悩みや不安を自覚するより先に反応が出るため、
それで自分の心持ちに気が付くことがある。

発表会が始まり、緊張や心配もなく客席から眺めていたはずなのに、
舞台が終わって気が付いたら、10本の爪すべてが短くなっていた。
深層心理では、様々な葛藤があったようだ。

そんな心配をよそに、娘も、仲間のみなさんも、よく頑張っていた。

終演後におしゃべりをしていて保護者の一人が
「あんな可愛い笑顔の先生は見たことがない」と言った。
我々は大きな同意を示した。

普段はバレエや教えることに真摯であるが故の厳しい先生だから、
という意味だけでなく、本当に妖精のようだった。
華やかな表情は一環としてにこやかで、役に徹していらした。

先生がクルクルと手首を回しながら、
下から上へ腕を動かす動作をすると、
私には「クルクル」という音が聞こえるようだった。

自分の子どもや仲間たちが舞台に飛び出してきたとき、
走馬灯のようにこれまで練習のことが頭によみがえってきた。
「〇〇ーーー!!!」と、呼び捨てで子供たちを叱る先生、どこいった?

目標も続けさせる気もなく、
何の気なしに始めさせた習い事だったが、
しばらくは通うことになりそうだ。
新しい年が始まって、10日が経ちました。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
昨日から学校や幼稚園が始まり、我が家には通常の生活が戻ってきました。

私は、数年前に亡くなった友人のことを小説にしたいと思い立ち、
昨年から取り掛かりました。
ところが、当たり前ですが、おいそれとは書けません。

ときどきあるじゃないですか、初めて書いた小説で文学賞!なんてニュース。
私の眠っていた才能も開花かー!なんて期待していたけれど、
そもそも種や芽がなかった模様です。

これまでの人生で文章を褒められることが多かったので、
自分を過大評価していましたね。甘かったです。
でも、実力の無さを痛感して、穴をつぶして行く作業には、清々しさも覚えます。

いきなり小説に挑むことは止めて、
エッセイやショートショートなどの懸賞を探して応募しながら、
書くことに慣れようとしています。

今年も、それを続けようと思っています。